医療・サポート機関

自分の地域の医療機関はどのように探せばいいですか?​

てんかんは100人に1人と決して稀ではない病気であり、専門医でなくとも治療経験のある医師はたくさんいます。

現在の主治医の先生がてんかん診療の経験をお持ちで、発作が十分にコントロールされており、日常生活上の困り感や不安なく生活できている場合は、そのまま診療を続けられるのが良いと思われます。 

 十分な発作コントロールが難しい場合、日常生活上の困り感や不安がある場合は、てんかんの二次診療施設への受診の要否について主治医の先生に相談してみてもよいかもしれません。

 「点頭てんかん(ウエスト症候群)」など、早期の診断・治療開始が必要な上、治療が難しい種類のてんかんでは、早期に二次~三次診療施設にかかる必要があるので、注意が必要です。

てんかんの二次診療施設やてんかん専門医名簿は、てんかん支援ネットワークというサイトで確認できます。

▶点頭てんかん(ウエスト症候群)についての詳しい解説は、姉妹サイトの「てんかんアドバンスド」内の点頭てんかん(ウエスト症候群)に載っています。(専門的な内容が含まれます)

小児科を卒業した後の受診科はどうすればよいですか?

小児科の対象年齢は中学卒業までが一般的であり、長期的にてんかん治療の継続が必要な場合は、成人科の先生(脳神経内科、脳神経外科、精神科、内科など。安定している場合は開業医の先生にお願いすることもあります)にバトンタッチすることが多いと思います。

成人科への移行の時期を見据えて、小児科の主治医と早くから相談しておくことが大切と思われます。

お住まいの地域のてんかんの二次診療施設やてんかん専門医名簿は、てんかん支援ネットワークというサイトで確認できます。

セカンドオピニオンはどのような時に考えたらよいですか?

お子さんの動きがけいれん(ひきつけ)なのか?けいれん(ひきつけ)がてんかんかどうか?については、時に見分けが困難なときがあります。また、てんかんと診断された後、様々な治療を試しても、なかなか発作が止まらない場合もあるかと思います。

診断や治療方法について、主治医(現在、かかっておられる先生)以外の医師の考え方を聞いてみたい、という場合、セカンドオピニオンという制度を利用することができます。セカンドオピニオンは、主治医以外の医師から診断や治療方針などについて意見を聞くことです(診察・検査はしません)。

ファーストオピニオン(主治医の意見)と少し角度を変えた意見を聞くことで、病気に関する理解が深まったり、選択肢の幅が広がったりすることで、より納得して治療を受けることができるという意味で有用なことがあります。セカンドオピニオンは、「診療」ではなく「相談」になるため、健康保険は適用されず、費用は全額自己負担になります。

セカンドオピニオンは、主治医が勧めるというものではなく、患者さんやご家族からの申し入れで行うことが一般的です。次々に何人もの先生を受診するものではありませんので、主治医の先生から十分に説明を受けられた上で、よくご検討ください。

「点頭てんかん(ウエスト症候群)」など、特に治療を急ぐてんかんの疑いがあり、判断が困難なときは、早期に施行されることも勧められます。

セカンドオピニオンの申し込み方法については、セカンドオピニオンを受け付けている病院のホームぺージをご覧いただくか、直接病院にお問い合わせください。(大阪市立総合医療センターの例

▶点頭てんかん(ウエスト症候群)についての詳しい解説は、姉妹サイトの「てんかんアドバンスド」内の点頭てんかん(ウエスト症候群)に載っています。(専門的な内容が含まれます)

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