
小児期発症のてんかんのうち60-70%は抗てんかん発作薬内服で発作はコントールできますが、一部は大人になっても発作が持続し、約20%で生涯持続するとされます。また、特発性全般てんかんや成人期発症の焦点てんかんの方では、忙しい日常生活の中で自身の病気に対する理解を深めながら、現在の生活、就学・就労状況に即した対応が重要となります。周囲にどのように伝えるか、進学・就労、運転免許、妊娠・出産などに関してライフステージにあわせて検討することが重要となります。
このページでは大人のてんかんについての情報をQ&A形式でご紹介します。
職場てんかんのことは伝えるべき?
法的に告知義務はないとされています。しかし、定期的な通院、発作時の周りの対応、配慮すべき業務などの点から少なくとも上司など責任ある立場の人には伝えることが望ましいと思われます。