てんかんをお持ちの方の日常生活においては、
①万一の発作に備えること
②発作を予防すること
が重要です。
ここではそれぞれについて解説します。
1. 万一の発作に備える
しばらく発作がない方でも、急に発作が起こることがあります。それぞれの発作症状に合わせて「もしここで発作が起きたらどうなるか」ということを考えて行動することで、発作時にケガをしたり命に関わる事態になることを防ぐことができます。

例1:お風呂での注意
一人で入らない、鍵をかけない、時々外から声をかける、シャワーだけにする、入浴する場合はお湯の量を少なくする、転倒に備えてマットをひく、など
例2:避けたほうよいスポーツ
激しくぶつかり合うもの、スピードの速いもの、水中・高所で行うもの、など
例3:電車・信号待ちのとき
駅のホームの最前列、歩道の端に立たない、など
2. 発作を予防する
疲労・睡眠不足・ストレスがたまることで、発作が起こりやすい状態となります。規則正しい生活をし、上手にストレス発散をしましょう。また、しばらく発作がない場合にも、薬は忘れず毎日飲みましょう。
生活一般に関するQ&A
過去にけいれんを経験している子が外出する場合、持っておいた方がいいものや気をつけておくべき点はありますか?
それぞれの発作症状に合わせて「もしここで発作が起きたらどうなるか」ということを考えて行動することで、発作時にケガをした…
ジェットコースターに乗る際の注意点やリスクは?
来月遊園地に行くのですが、軽めのジェットコースターは乗っても大丈夫ですか?
てんかんに気づく前は、気にせず乗せていたのですが、「避けたほうがいい」とネットで書いていたのが気になっています。
夏の外遊びで気を付けることや暑さ対策は?
暑さ対策はとても重要な視点ですね。ドラべ症候群など、熱がこもると発作が増加または止まりにくくなるタイプのてんかん発作があったり、それが疑われたりするお子さんにとっては、特に暑さ対策が必須となります。
てんかんのある人が旅行する際の注意点は?
旅行をすることは、てんかんのあるお子さんにとっても、リラックスができたり、いろいろな経験が得られるチャンスでもあるとおもいます。旅前の準備や旅行先での注意事項については、以下を参考にしてください。
