病変・焦点切除術は以下のような場合に行います。発作の原因となっているところ(てんかん焦点)がわかっているとき
病変・焦点切除術は、発作の原因となっているところ(てんかん焦点)を切除したり、てんかん焦点が広汎に存在する場合は広く脳を離断(てんかん焦点を切除...
1回で行う場合と2回に分ける場合でそれぞれ以下のとおりです。■1回で行う場合 画像所見、頭皮上(場合によっては手術中)の...
電極留置術は「病変・焦点切除術」を2回に分ける際の1回目に行う手術で、以下のような内容となっています。
1回目の手術(電極留置術)の後から2回目の手術(病変・焦点切除術)までの1〜2週間間では以下のようなことを行います。
手術を受ける際は、術後に起こりうる以下のようなことを十分理解した上で受けることが大切です。1. 発作消失が第一目標
病変・焦点切除術を受けることによる合併症の可能性は、神経学的後遺症、術後出血、感染、髄液循環障害など...
脳梁離断術は、以下に該当するような場合に実施します。左右のどちらかの脳にてんかん焦点があるか特定できない難治てんかん...
脳梁離断術は大脳の左右の連絡の役割を果たす脳梁を離断(切り離す)ことで、てんかん波の広がりを抑える手術です。
倒れる発作が主体のてんかんでは80-90%で有効と言われています。てんかん性スパズム、強直発作などの発作症状が軽減し...
■入院期間手術前日もしくは2日前に入院し、経過が良ければ手術後7〜10日で退院できます。
以下の点を留意しておく必要があります
発作の源(てんかん焦点)をとるわけではない(緩和的治療の一つ)...
脳梁離断術を受けることによる合併症の可能性は、神経学的後遺症(活気、食欲の低下、歩行不安定、半分の空間が意識にあがらない(半側空間無視、通常は一過性)...
てんかん焦点が絞れず、病変・焦点切除術や脳梁離断術が困難なときに施行します。
迷走神経刺激療法は、てんかん発作を緩和する作用のある迷走神経に電気的な刺激を与える装置を埋め込む手術です。
迷走神経刺激療法では、発作の程度を軽く、短くする。感情面が安定、覚醒度が上がり、学業に集中しやすくなる...
■入院期間手術前日もしくは2日前に入院し、経過が良ければ手術後7〜10日で退院できます。
手術を受ける際は、以下のような特徴を十分理解した上で受けることが大切です。緩和的治療の一つであり、通常根治(発作消失)は見込めない...
迷走神経刺激療法では焦点・病変切除術、脳梁離断術のように開頭することはありません。術後、咳、嗄声(しゃがれ声)、嚥下障害(のみ込みにくさ)...