
消しゴムで消した文字をもう一度書いてしまうとか、集中して聞いていたはずなのに頭に入っていないときがあるなどは、知的の遅れでしょうか?

てんかんのある方は、てんかんのない方に比べて、発達面に課題を持つ割合が高いことが知られています。
全体的に、さまざまなことができるようになるペースがゆっくりである場合もあれば、得意なことと苦手なことの差が大きい場合もあります。
自分の得意・不得意を正しく理解するためには、認知機能検査が役立ちます。
検査を通して自分の状態を客観的に把握することで、学習や日常生活での適切なサポートや工夫につながることが期待されます。
一方で、「消しゴムで消した文字をもう一度書いてしまう」「集中して聞いていたはずなのに内容を覚えていない」といった症状は、運動症状を伴わず、意識が一時的に途切れるタイプのてんかん発作(意識消失発作)が起こっている可能性があります。
主治医に相談し、必要に応じて検査や対応を検討してもらうとよいでしょう。
この質問に関連する解説ページ
治療が長くなってきたら
てんかん治療に習熟した医師が2年間治療してもおさまらないてんかん(お子さんの場合では1年の場合も)を難治性てんかんと呼び、この場合、抗てんかん薬の変更や追加などの通常のてんかん診療に加えて、てんかんの精密検査や…


