【この記事の作成・監修】
大阪市立総合医療センター小児青年てんかん診療センターの専門医の先生方

脳波で異常な波形があるものの、「次にてんかん発作が起こる可能性は低いので、薬は飲まなくてもよいでしょう」と言われました。
脳波に異常があっても、薬を飲まなくて大丈夫なのでしょうか?

脳波で異常な波がみられても、それだけで「てんかん」と診断されたり、必ず薬が必要になったりするわけではありません。
抗てんかん発作薬を始めるかどうかは、脳波検査の結果だけではなく、発作の種類や回数、再発する可能性、日常生活への影響などを総合的に判断して決めます。
また、薬には発作を予防する効果がある一方で、副作用がみられることもあるため、そのメリットとデメリットのバランスを考えて判断しています。
例えば、次の発作が起こる可能性が低いと考えられる場合は、生活リズムを整える、睡眠不足を避けるなど日常生活に気を付けながら経過をみることがあります。
一方で、発作を繰り返す可能性が高い場合や、発作による危険性が高い発作の場合には、薬による治療が勧められます。
治療方針はお子さん一人ひとりで異なります。不安や疑問があれば、なぜ薬を始めないのか、あるいは始めるのか、その理由を主治医に確認し、納得したうえで治療を進めることが大切です。
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