
ケトン食療法には合併症はありますか?

ケトン食糧法の導入時の合併症としては、嘔吐、下痢がしばしばみられます。あとは、糖分の少ない食事であるため、低血糖が起こりえます。ですので、開始後少なくとも2週間は血糖測定が必要です。
さらに長期的には、便秘、成長障害、高脂血症、骨密度低下、腎結石に加えて、微量元素欠乏による心不全なども稀に報告されています。
そのため、ビタミン製剤、カルニチン、微量元素を多く含んだ補助食品を併用する場合があります。
あとは、直接の合併症ではないですが、家族や友人たちと同じ食事ができないことによる、精神的な影響が否定できないことも危惧されます。