質問者

現在1歳4ヶ月です。
生後10ヶ月の頃にウエスト症候群と診断され、抗てんかん発作薬の服用で発作は止まっています。
ただ、発達が寝返り止まりです。この場合、突発性か潜因性のどちらになりますか?
また、突発性・潜因性は症候性よりは予後良好の可能性はありますか?

ふくろう先生

臨床経過、検査結果が十分把握できていない状況でのお返事になりますことをご了承ください。
原因がわかっていないということであれば現時点では潜因性となります。

一般的に潜因性の方が予後が良好との報告もありますが、遺伝子検査などをされていないということ、1歳4ヶ月にして寝返り止まりであるということから、予後良好の可能性については現時点では判断が難しいと思います。

今後経過をみながら、適宜検査など追加を主治医とご相談ください。

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