質問者

現在バルプロ酸、イーケプラ、ラモトリギンを服用しています。
ラモトリギンは一緒に使う薬の種類によって、使用量の上限が異なるのですか?

ふくろう先生

ラモトリギン(商品名:ラミクタール)は、内服後、消化管から吸収され、てんかんを抑える効果を発揮した後、肝臓で代謝され、主に尿中に排泄されます。

バルプロ酸(商品名:デパケン、セレニカなど)は、ラモトリギンの代謝を抑制するため、併用していると血中濃度が高くなりすぎます。逆に、カルバマゼピン(商品名:テグレトール)、フェニトイン(商品名:アレビアチン)、フェノバルビタール(商品名:フェノバール)、プリミドン(商品名:プリミドン)は、ラモトリギンの代謝を促進するため、血中濃度が下がりすぎてしまいます。

このことから、ラモトリギンは併用する薬の種類によって、決められた使用量の上限が異なっているのです。