質問者

ウエスト症候群と診断され、サブリルを2年間服薬しています。長期服用による副作用は、視野狭窄以外にもありますか?

ふくろう先生

サブリル🄬の副作用で最も注意が必要なのは、質問にもある視野障害・視力障害です。内服期間や内服量によりさらに注意が必要になります。その他、比較的よくみられるものは、傾眠(うとうとが多い)、食欲低下です。

一方、興奮傾向(激越)や不眠などがみられる患者さんもおられますが、内服を初めてまもなくみられることが多いです。その他重い副作用としては、視野障害に加えて視神経の異常、てんかん重積状態(ミオクローヌス)、呼吸状態の悪化、頭部MRI異常、運動障害などがありますが、これらも内服初期に多く、頻度もまれです。

視野障害以外の長期服用の副作用に関するデータは少ないですが、他の抗てんかん発作薬に比べるとあまり多くないようです。West症候群(点頭てんかん)の治療に関しては、「点頭てんかん(ウエスト症候群)の治療」を参照してください。