
なぜてんかんの手術が出来ない病院があるの?診断はできるのに。

2021年11月時点での日本てんかん学会会員の診療科内訳は、小児科医が44%(てんかん専門医における小児科の割合は53%)と最多を占め、ついで脳神経内科18%(以下同様に13%)、脳神経外科18%(20%)、精神科15%(12%)と なっています。
てんかんの診断は、どの科の医師でも可能ですが、手術は脳神経外科医でないとできません。 てんかんの手術では、できるだけ脳の機能を温存しながら、てんかんの元になる部分を切除する必要があります。
脳の機能分布やてんかんの元になる部分の把握など、かなり専門性の高い検査を組み合わせて行う必要があり、これらの検査を行える施設が限られていることも理由の一つです。