
不随意運動が始まり、最後にてんかん発作が起きます。発作を減らす為に不随意運動を減らす治療は効果的でしょうか?

不随意運動から始まり、明らかなてんかん発作に至るのですね。詳細にビデオ画像や長時間ビデオ脳波などで確かめたいところですね。これらの症状が、毎回同様(強弱はあっても)であれば、その不随意運動はてんかん発作の始まりである可能性があります。
不随意運動はその動作の状態や種類によってさまざま名前がついています。突っ張る動作の場合は、「強直発作や焦点発作(特に前頭葉)」というてんかん発作であることも、「ジストニア」という不随意運動のこともあります。
厳密な区別がつかないことも少なくありませんが、その不随意運動とされる動作がてんかん発作である(の可能性が濃厚である)場合は不随意運動の治療薬よりは抗てんかん発作薬が優先されることが一般的です。