
てんかんの可能性はどのくらいありますか?

熱性けいれんのあるこどもでは、後にてんかん(熱など誘因がなく、けいれん発作などの発作を繰り返す状態)がでてくる場合があります。
てんかん発症の頻度は、単純型熱性けいれんでは1%、複雑型熱性けいれんでは2ー7.5%(てんかんの家族歴や神経系の異常があれば高くなる)と言われています。逆にいうと、90%以上でてんかんを認めないともいえます。
しかし、発症するてんかんの種類は、その大部分が小児期の自然収束性のてんかん(大部分で治癒が期待できる)と言われています。
また上述した、けいれん重積により傷ついた海馬が原因となる海馬硬化症(内側側頭葉てんかん)となった場合は、抗てんかん発作薬ではなかなか発作が消失しませんが、てんかん外科手術で治癒する可能性が高い(80%以上)とされています。
てんかんの情報については、WEPiLiの姉妹サイト「はじめてのてんかん」でご覧いただけます。
