

お風呂に入っている時にけいれんしました

乳幼児期は熱性けいれんをはじめとして、様々な理由でけいれん発作が生じます。入浴時または入浴直後にけいれんを起こすことがあります。海外からの報告は少ないですが、欧米では入浴層で熱いお湯に長い時間つかる習慣があまりないことが関係しているかもしれません。
お風呂前には発熱や風邪症状が見られず元気であったが、お風呂に入っている最中もしくはお風呂から出た直後にけいれんが生じることがあり、入浴けいれんと呼ばれています。全体の1/3で熱性けいれんを併せ持ち、何らかの基礎疾患を持つ場合があります。また、ドラベ症候群(Dravet症候群)というてんかんの初期症状である場合があります。

お風呂の時のけいれんはどのように対応すればいいですか?


病院を受診したほうがいいですか?

入浴けいれんを繰り返した場合は、てんかんの可能性があり検査や治療が必要になる場合があるためや小児科受診を検討してください。またけいれんが5分以上たっても収まる気配がない場合や、けいれんの後に意識の回復が悪い場合は、救急受診を検討してください。
▶参考:発作の記録方法
▶参考:専門外来の受診の仕方

激しく泣いた時に親指が手のひらに沿うような形で硬直しました。この時お風呂に入っており、椅子に座らせていたのですが、急に後ろにこけました。足も硬直していたのかもしれません…

一般的に、息をとめ、全身を突っ張ってガクガクさせる発作が30分以上続くと、脳に後遺症が残る可能性があると言われています。短時間であれば、てんかん発作のみで脳の後遺症につながることは少ないとされていますが、心配な場合は主治医の先生に相談してみてください。