

主に乳児や幼児が高い熱(特に38度以上)を出した時におきるけいれんを「熱性けいれん」と呼び、原因はお子さんの未熟性や体質によるものではないかとされています。
わが子がけいれん(ひきつけ)をおこしているのを経験されると、親は非常に驚き、そして心配される事だと思いますが、けいれんは短時間で収まることが多く、大きくなければ特に問題なく過ごされることが多いとされています。
ただし、この中に「てんかん」発作が混じっている事があります。どの病気もそうなのですが、最初は病気と区別がつかないことがみられるため、時には慎重な対応が必要です。乳児期(1歳まで)に熱性けいれん(しばしば重積)や入浴時のけいれんが繰り返して出現し、熱のない発作がでてくるドラベ症候群というてんかんがあります。乳児期には、てんかんと診断することはしばしば困難です。詳しくは、「お風呂の時のけいれん」を参考にしてください。
それでは熱性けいれんに関するみなさんの質問と先生からの回答を読んで、熱性けいれんがどういうものなのかを理解していきましょう!