急にふらっと倒れてしまう女の子のイラスト

どんな病気の可能性があるのか

「どんな病気の可能性があるのか」自律神経系の問題:小学校高学年や中学生の時期に、血管の調節がうまくいかず、長時間立ったり、急に立ち上がったりする時に脳の血液が少なくなることで目の前が真っ暗になったり、失神したりすること (まれに)心臓の病気:不整脈などの心臓の病気 (まれに)てんかん その他。

急にバタッと倒れるのは、不整脈などの心臓の病気、自律神経系に問題がある可能性があります。

小学校高学年や中学生になると、自律神経の調節が不安定になる事があります。その時期には、血管の調節がうまくいかず、長時間たったり、急に立ち上がったりするときに脳の血液が少なくなることで目の前が真っ暗になったり、失神したりすることがあります。

これはてんかんではないのですが、倒れた時の様子(例えば、全身のけいれんが10秒以上続くとき、など)によっては、てんかんの可能性があります。

「てんかんの場合の特徴」倒れた時に全身のけいれんが10秒以上つづくなど

病院の受診について

急にふらっと倒れた場合、運動時に生じたときは心臓の何らかの不調が原因の場合があります。また「寝ている姿勢から急に立ったとき」「朝礼で立っていたら気を失った」などのエピソードがあれば自律神経の調節が問題かもしれません。いずれの場合も近い時点で、一度小児科を受診して、問診と診察を受けてください。

急にふらっと倒れた場合で、全身のけいれんが10秒以上続くときや全身の筋肉が「突っ張っていた」時などは、てんかんの可能性があります。小児神経外来を受診することが薦められます。

ワクチンや乳幼児健診が1週間以内にあるなど小児科医に会う機会があれば、その時を利用してお聞きいただいても構いません。

▶参考:発作の記録方法
▶参考:専門外来の受診の仕方

てんかんの診断に関する内容はWEPiLiの姉妹サイト「はじめてのてんかん」にてご覧いただけます。

「てんかんと診断されたばかりでより詳しいことを知りたい方へ」はじめてのてんかん