専門外来にはどうすれば受診できますか?
小児のてんかんについては、「小児神経科」「小児神経内科」の外来や、一般小児科の「小児神経外来」や「てんかん外来」というところで専門的に診療を行っていることがほとんどです。
一般的にこのような外来は、一度近くの小児科に受診したり、乳幼児健診を受診された後、担当の先生が「専門的な診療が必要」と判断された場合に、紹介になります。大きな病院では、直接小児科に行くと、選定療養費というものをとられることがあります(5000円前後が多い、医療保険や乳幼児医療は利かない)。
また、小児神経外来は予約制なことが多いため、まずは一般の小児科の先生が診療することもありますので、紹介で受診されることをお勧めいたします。
■小児神経専門医は、一般社団法人日本小児神経学会
が公表しています。
■てんかん専門医については、一般社団法人日本てんかん学会
が公表しています。
こちらは成人や年長児を主に見ておられる先生方も多く含まれているため、小児、特に低年齢のお子様は小児神経専門医が目安になります。
ただし、専門医を取得しておられなくても、こどものけいれん(ひきつけ)について経験豊富な先生方も多いため、必ずしも専門医への受診だけを検討されなくても、小児科の先生に相談されたら適切な診療をしてくださることも多いこともご理解ください。