
熱性けいれんは予防できますか?

熱性けいれんは予防する方法があります。
発熱時にジアゼパム(商品名:ダイアップ)を使用する方法です。持続時間が長い発作があった場合、2回以上反復した場合などで、ジアゼパムによる熱性けいれんの予防を検討します。発熱が続いている場合では、8時間後に同じ量の坐薬を使用します。そうすると1回目に使用してから24時間は発作を抑制する効果が続きます。
しかし、ジアゼパムで予防をしたにもかかわらず、熱性けいれんが複数回生じた場合や持続時間の長い発作が生じた場合などでは、抗てんかん発作薬の毎日の内服が薦められる場合があります。
例えば、高潮(熱により発作が起きようとする状態)に対して、土のうを積む(ジアゼパム坐薬でしのぐ)、仮説堤防を立てる(抗てんかん発作薬の内服)ようなイメージです。