
熱性けいれんのある子どもが気をつけたほうがいいことはありますか?

熱性けいれんの際に使用することがあるジアゼパム(ダイアップ)の副作用は、鎮静やふらつきなどです。特に、使用後ではふらつきによる転倒や、鎮静が効き過ぎて深く寝てしまうことなどに注意が必要です。
気管支拡張薬(キサンチン製剤)や鎮静性ヒスタミン(特に第一世代と呼ばれる鎮静作用の強いもの)は、熱性けいれんの持続時間を長くする可能性があり、特に乳児での使用はあまり薦められていません。
解熱薬は風邪などの症状を緩和させるのに有用です。解熱薬使用後の熱の再上昇で熱性けいれんが再発するということがいわれていたこともありましたが、十分な根拠はありません。解熱薬使用により熱性けいれんが予防できるとはされていませんが、有効であるとする報告もあります。
予防接種は、現行のものは全て行ってもよいとされていますが、予防接種の種類によっては発熱を来しやすいものがあるため一定の注意は必要です。
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