
熱性けいれんの原因には何がありますか?

熱性けいれんで最も多いパターンは、「かぜなどの発熱に伴い、全身が左右差なくがくがくするもので、数分程度で自然に止まるもの」です。
詳しいことはまだわかっていません。発熱をきたす感染症は何でも熱性けいれんが起こりますが、特にインフルエンザ(インフルエンザウイルスの感染)や突発性発疹(HHV6やHHV7の感染)の経過中に生じることが多いです。
一方、家族や親戚のなかに、「こどものときに同じような熱性けいれんがあった」など熱性けいれんの既往がある場合も少なくありません。
神経細胞の表面にある、NaチャネルやGABA受容体などの神経伝達に関連した設計図(遺伝子)にすこし変化が認められる、などの報告もあります。