てんかんの検査

脳波検査でなにがわかりますか?

脳波検査は、外からはみえない脳の活動をみるてんかんの診断、治療には欠かせない検査の1つです。診断時には、脳波を確認することで、てんかんをどの程度疑うかの判断材料の一つにしたり、てんかんの種類を診断するのに役立ちます。治療過程では、治療の効果判定や治療中止の判断材料になることがあります。

 

外来の場合

≪目的≫
普段(発作ではないとき)の脳の活動状態を確認します。

≪時間≫
30分~1時間

≪注意事項≫
眠るお薬を使うことがあります。検査後のふらつき、転倒にご注意ください。

入院 ビデオ脳波同時記録の場合

≪目的≫ 
実際のてんかん発作(発作疑いの動作)時の脳波をビデオと同時に記録することで、てんかん発作かどうか、発作であれば発作が出現する場所とその広がりを確認します。

≪時間≫
半日~数日間

≪注意事項≫
・ 抗てんかん薬を減らすことがあり、いつもより大きな発作が起きることがあります。
・ 脳波電極を長時間皮ふにつけるため、低温やけどや皮ふのかぶれが出ることがあります。

てんかんの精密検査には、何がありますか?

治療方針を決めるために、以下の精密検査を行う場合があります。検査によっては入院が必要です。以下のような検査を行うことがあります。

 

血液・尿検査

てんかんの原因となる病気が体に隠れていないかをみるために、血液検査、尿検査を行います。低血糖、カルシウム不足、電解質異常の確認に加えて、染色体検査、遺伝子検査を行う場合があります。てんかんの種類によっては髄液検査をすることがあります。てんかんの薬を飲んでいる時は、副作用のチェックとして、血液検査・尿検査を行います。また、必要に応じて薬の血中濃度を確認します。調子が不安定な時は毎週することもありますが、安定している方は年に1~2回程度です。

 

ビデオ脳波同時記録

発作が起きている瞬間の脳波をみるには、脳波検査を行いながら、ビデオも同時に記録し、発作のタイミングを確認することが多いです。

入院で行う必要があり、半日から数日間、保護者付き添いのもと病院で過ごしてもらう必要があります。

 

頭部CT-MRI

CTでは脳の構造に加え、石灰化・出血などをみることができます。
MRIでは脳の構造を詳細に見ることができ、てんかんの原因がないかを探します。

 

 

脳核医学検査(SPECTPET

脳の血流分布(発作の無い時、発作の時)、神経受容体の分布、糖の代謝分布などを評価し、てんかん焦点を見つけます。

 

神経心理検査

知能検査や発達検査により、言語機能・認知機能・記憶力などの得意・不得意を評価します。

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